はやぶさ2 打ち上げまであと1週間
待ちに待った瞬間がすぐそこに迫っています!

©池下章裕
「はやぶさ2」の打ち上げが1週間後に迫りました。前回、「はやぶさ」のおさらい記事を書いてから、すっかり「はやぶさプロジェクト」の虜になってしまった私は、「はやぶさ2」の打ち上げが楽しみでなりません。
多くの”世界初”に挑戦し成功させた「はやぶさ」。その奇跡の帰還から約4年半、より高度な技術の獲得やレベルアップを目指した「はやぶさ2」が11月30日13時24分48秒(日本標準時)に種子島宇宙センター大型ロケット射場から小惑星「1999 JU3」を目指して打ち上げられる予定です。
「はやぶさ2」ミッションの概要
「はやぶさ2」では国際協力により、ドイツ・フランスの着陸機(MASCOT)と日本のローバ(MINERVA‐II)を搭載する予定です。着陸機とローバは、探査機から切り離されたのち、小惑星「1999 JU3」に着陸し、小惑星表面の詳細な観察を行います。
その後、「はやぶさ2」は小惑星の表面にタッチダウンを行い、小惑星表面の物質を採取。更に、新規設計の衝突装置により人工クレーターを作り、そこから物質採取を行うことで、小惑星内部からのサンプルリターンも試みる予定です。
小惑星「1999 JU3」とは
「はやぶさ2」がめざす小惑星「1999 JU3」は、地球に接近する軌道を持つ地球接近小惑星のひとつです。

©JAXA
小惑星イトカワは、ケイ素が主体のSタイプに分類される小惑星でしたが、「1999 JU3」は炭素が主体のCタイプに分類されます。
Cタイプの小惑星には、その構成物質に有機物や水が含まれていると考えられています。地球誕生の謎に加えて、海の水の起源や生命の原材料となった有機物の起源を探ることが「はやぶさ2」の目的です。
地球などの大きな天体では、原材料は一旦溶けてしまったので、それ以上昔の情報にたどりつけませんが小惑星や彗星の多くは、それぞれが太陽系内で生まれた時代と場所の記憶を比較的良くとどめています。こうした天体を探査することで、太陽系がどのように生まれ、どのように進化してきたのか、また私達のような地球生命の原材料が宇宙空間でどのように作られ、変化してきたのかについて、知ることができるのです。
ミッション・スケジュール
2014年11月30日 打ち上げ
打ち上げ後、地球に近い軌道を描いて太陽を1周し、約1年後に地球の近くに戻ってスイングバイを行います。
なお、打ち上げ当日は、さまざまな場所でライブ中継のパブリックビューイングすることができます…「はやぶさ2」打ち上げライブ中継パブリックビューイング会場一覧
2015年 11~12月 地球スイングバイ

©池下章裕
スイングバイ後は、小惑星「1999 JU3」の軌道に近い軌道に入り、太陽を約2周したあと、「1999 JU3」に到着します。
2018年 6~7月 小惑星に到着

©池下章裕
小惑星「1999 JU3」に到着後、太陽の周りを約1周公転するあいだ(約18ヶ月間)小惑星探査を行います。
2019年 11~12月 小惑星を出発
小惑星探査の後、「1999 JU3」を離れて太陽の周りを1周弱回った後、地球に帰還します。
2020年 11~12月 地球に帰還

©池下章裕
このブログでも不定期で「はやぶさ2」の活動を伝えていきたいと考えています。
まずは来週の打ち上げですね。頑張れ「はやぶさ2」!
ご一読、ありがとうございました。
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